先日、保険代理店向けに開催されたセミナーに参加してきました。
講師の方は大学生の時に白血病を発症、奇跡的に治療が成功し、現在はその時の経験を基に生命保険募集人として活躍されている方でした。
セミナーでは、セールスのノウハウといった内容ではなく、こんこんとご自身の闘病生活やがんで亡くなられたご家族のお話を語られました。
白血病経験者としてのエピソードでは、治療の様子や当時の心境が痛いほど伝わってきました。
骨髄移植に伴うドナー探しは見つからなくても140万程度かかること、未承認薬や適応外薬で助かる命があること、輸血パックは1回60万円以上したこと、これらは高額医療費や医療費控除の対象にはならないこと、だから貧血でも元気なふりをして輸血を我慢していたこと。
自分が病気になったら、治療は最低限でいいと思う方は、少なくないと思います。
私も、そうなったらしょうがないし、家族には負担をかけたくないと思ってしまいます。
講師の方もそのような思いから、自分のことよりも家族を守る為、早く決着をつけようと、成功確率は極めて低い治験を受けたとのことでした(家族の反対を押し切って)。
手術は無事成功しましたが、「僕は病気になった側の気持ちはわかっていてもその家族の気持ちは知らなかったんです」と、がんで亡くなられたお母さまの話を続けます。
病気と闘う本人は「家族に負担をかけたくない」と思っていても、その家族は「治療費はいくらかかってもいいから元気になってほしい」と思うのだと。
この講師の方の白血病は、骨髄移植をしなければ100%助からないものだったそうです。
治療費さえ払えたら...
生命保険は、そういった後悔や悲しみが起こらないように、病気に立ち向かう経済的な支援を提供するものです。
保険に入っていたおかげで助かる命があり、そんな保険商品があること知り、私は医療保険・生命保険に加入しました。